秋の香嵐渓|愛知を代表するもみじの名所を昼も夜も楽しむ
香嵐渓は、豊田市の東の端、足助の山あいにある渓谷です。普段は赤い橋と浅く澄んだ川が流れる静かな谷ですが、11月になると飯盛山の斜面を数千本のもみじが覆い、中部地方でも屈指の紅葉の名所になります。夜はライトアップで、暗くなってからも色づいた木々を楽しめます。

もみじの始まり
香嵐渓のもみじは、お寺から始まりました。1630年代、飯盛山のふもとにある禅寺・香積寺の住職が参道にもみじを植え、その後も地元の人々が何百年にもわたって植え続けてきました。いまでは山の斜面と巴川の両岸がもみじで埋め尽くされています。

いつ行くか
- 見頃: 例年11月中旬から下旬。2026年は11月下旬の予報ですが、年によって前後するので、出かける2週間ほど前に紅葉情報を確認しましょう。
- 香嵐渓もみじまつり: 2026年は11月1日から30日まで毎日開催。渓谷への入場は無料です。
- ライトアップ: まつり期間中は毎晩、日没から21時まで飯盛山がライトアップされます。光が川面に映り、赤い橋が暗い山を背に浮かび上がります。

まつり期間中の週末は、夕方から香積寺の参道に竹灯籠が並び、巴橋近くの川沿いには願いごとを書いたキャンドルが灯されます。

見どころ
待月橋と川沿い
赤い吊り橋の待月橋は、誰もが撮りたくなる香嵐渓の顔です。川の両側の遊歩道を歩くと、いろいろな角度から眺められます。橋の下の平らな岩のあたりは水面が穏やかで、きれいな映り込みが撮れます。

香積寺ともみじのトンネル
丘を上る香積寺の参道は、古いもみじが頭上を覆うトンネルのよう。昼間の香嵐渓でいちばんの見どころで、混み合う前の朝が特におすすめです。
三州足助屋敷
広場から少し歩いたところにある、山里の暮らしを再現した体験型の施設です。機織りや藍染め、炭焼きなど、職人さんが実際に作業する様子を見られます(入館は有料)。子ども連れにもぴったりで、冷えた体を温める休憩にもちょうどいい場所です。
足助の古い町並み
足助は、海と山を結ぶ塩の道の宿場・商家町として栄えた町で、江戸時代の町家がいまも通りに並んでいます。渓谷とあわせて町を歩くのがおすすめで、時間があれば丘の上の復元された足助城まで足をのばすのもいいでしょう。


何を食べるか
まつり期間中は広場に屋台が並びます。串に刺した鮎の塩焼き、甘い味噌を塗った五平餅、食べ歩きにぴったりのお団子などを探してみてください。

行き方
香嵐渓には鉄道が通っていないので、多くの人はバスを使います。
- 名鉄豊田市駅から: 足助行きの名鉄バスで約40分、「香嵐渓」下車。
- 名鉄東岡崎駅から: 足助行きの名鉄バスで約70分。
名古屋からはどちらの駅も名鉄で1時間かからずに行けます。バスは都市部ほど本数が多くないので、帰りの最終便も含めて事前に時刻表を確認しておきましょう。
車でも行けますが、11月の週末は足助へ向かう国道153号線の渋滞が有名で、駐車場も早い時間に満車になります。できれば平日に行くか、バスを利用しましょう。
ゆっくり楽しむコツ
- 平日は週末よりずっと空いています。
- 朝は参道の散策と、やわらかな光の川辺にぴったりの時間です。
- 夕方、日帰りの団体客が帰り、夜の人出が来る前は、橋を撮るのにちょうどいい時間帯です。
- 暖かい服装で。 11月下旬の谷の夜はかなり冷え込みます。
香嵐渓と周辺のスポットは、愛知県ガイドとNipponNaviの地図で確認できます。


