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福岡城跡と大濠公園|街の真ん中で過ごす緑の半日さんぽ

水の上に建つ大濠公園の朱色の浮見堂
写真: Ian Ferguson · InakaLifePhoto

福岡はコンパクトでにぎやかな街ですが、天神から地下鉄で数駅行けば、巨大な石垣のあいだや広い池のまわりで、都心にいることを忘れて半日過ごせます。福岡城跡と大濠公園は隣り合っていて、2つを合わせると市内でもいちばん気軽でのんびりできる散歩コースになります。どちらも無料で散策できます。

大濠公園の水上に建つ朱色の浮見堂

福岡城跡

福岡城は、福岡藩の初代藩主・黒田長政が1601年から約7年かけて築いた城で、九州でも最大級の規模を誇りました。建物の多くは残っていませんが、石垣や門、いくつかの櫓が残り、城跡全体が国の史跡に指定されています。地元では「舞鶴城」とも呼ばれ、城跡は舞鶴公園の一部になっています。

庭園越しに見る福岡城の石垣と櫓

見どころ

  • **石垣。**いちばんの楽しみは、石垣のあいだを歩くこと。高く傾斜した野面の石垣のあいだを道が上っていき、週末でもとても静かな場所があります。
  • **門と櫓。**石垣沿いには当時のものや復元された建物がいくつか残っています。重要文化財の多聞櫓はその代表です。城の北西の角でかつて海を見張っていた潮見櫓は、2025年に復元が完了しました。
  • **天守台。**城跡の最も高い場所に、天守の巨大な石の土台が残っています。ただし、実際に天守が建っていたかどうかは今も研究者のあいだで議論が続いています。現在は展望スポットになっていて、階段を上ると街を広く見渡せます。

福岡城の石垣の上の復元された門と櫓

福岡城跡の高い石垣のあいだの坂道

福岡城跡から木々越しに見る福岡の中心部

福岡城跡からの福岡の街のパノラマ

外側の石垣沿いの道には桜並木が続き、3月下旬から4月上旬には市内でも屈指の花見スポットになります。それ以外の季節は、木陰の多い静かな場所です。

福岡城跡の石垣沿いの並木道

福岡城跡のお堀に映るビル

もっと古い歴史に興味があれば、城跡の地下から1987年に見つかった鴻臚館跡もあります。古代に外国の使節をもてなした迎賓館の跡で、小さな展示館で発掘の様子を見られます。

大濠公園

城跡から西へ歩くと大濠公園に着きます。この池はもともと福岡城の外堀の一部で、公園は1929年に開園しました。中国・杭州の西湖をモデルにしたといわれています。池のまわりには約2キロの周回路があり、ゆっくり歩いて1周40分ほど。ジョギングやサイクリングを楽しむ人、家族連れでにぎわっています。

ちぎれ雲の下に広がる大濠公園の池

大濠公園の穏やかな水面に映るビル

中島と浮見堂

池の中央には小さな島々が橋でつながって並んでいて、ぐるっと回らずにまっすぐ横切ることもできます。橋のうち3つは開園当時のものです。水面に張り出すように建つ朱色の浮見堂は、1949年に市内の別の公園から移築されたもので、腰を下ろして池を眺めるのにちょうどいい場所です。

大濠公園の松の島へ続く白い石橋

大濠公園の松越しに見る水上の浮見堂

街を背景にした大濠公園の小さな森の島

岸辺の石灯籠にも目を向けてみてください。中には、伝統的な文様「猪目(いのめ)」と呼ばれるハート形の穴があいたものもあります。

石灯籠のハート形の穴から見る大濠公園の池

公園のその他の見どころ

  • **ボート:**春から11月上旬まで、天候によりスワンボートや手こぎボートを借りられます。
  • **日本庭園:**公園の南側にある、塀に囲まれた池泉回遊式の庭園。入園料は少額です。
  • **福岡市美術館:**公園の南側にあり、池を望むカフェも併設されています。

大濠公園のれんが造りの福岡市美術館と屋外カフェ

アクセス

  • **地下鉄:**空港線の「大濠公園駅」で降りれば公園、「赤坂駅」で降りれば城跡側に出られます。どちらも天神から数分、博多から約10分です。
  • **徒歩:**城跡はどちらの駅からも歩いて8分ほど。2つのスポットは隣り合っています。

おすすめプラン

  1. **午前:**赤坂駅からスタートし、城跡を上って天守台からの眺めを楽しみます。
  2. **昼前:**大濠公園へ下り、島々を渡って浮見堂でひと休み。
  3. **昼食:**池のほとりのカフェで食べるか、地下鉄で天神に戻りましょう。

市外まで足をのばすなら、電車で30分ほどの太宰府がおすすめです。太宰府のガイドで紹介しています。

紹介したスポットはすべて、福岡県ガイドとNipponNaviの地図で確認できます。

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