地元民が案内する名古屋・栄と大須の1日|久屋大通公園から味噌カツまで
名古屋は「つまらない街」「東京と大阪の間で新幹線が通り過ぎる街」と言われることがあります。確かに、名古屋は自分から目立とうとしない街です。でも、どこへ行けばいいかを知っていれば、街の中心部だけで1日たっぷり楽しめますし、東京や大阪よりずっと移動もしやすい街です。
ここでは、地元の人が過ごすような名古屋中心部の1日を紹介します。
朝:名古屋らしくモーニングから
名古屋には「モーニング」という独自の朝食文化があります。昔ながらの喫茶店でコーヒーを頼むと、トーストやゆで卵などが無料で付いてきます。定番は小倉トースト。厚切りのバタートーストにあんこをのせたもので、意外な組み合わせですが、一度食べるとクセになります。
大須の「コンパル」は、何十年もこのスタイルを続けている老舗喫茶のひとつ。名古屋のモーニングを体験するにはぴったりです。
午前:栄
栄は名古屋の中心となる繁華街です。買い物にも夜遊びにも便利なエリアで、名古屋を代表する2つの景色が隣り合っています。

オアシス21は、屋上に水が張られた大きなガラスの楕円形の建物です。屋上の「水の宇宙船」に上がると街を見渡せ、夜はライトアップされてさらにきれいです。下にはバスターミナルやお店が入っていて、待ち合わせ場所としても便利です。
すぐ隣の赤い塔が中部電力 MIRAI TOWER。2021年に名前が変わりましたが、地元では今も「テレビ塔」と呼ばれています。1954年に完成した高さ180メートルの塔で、日本で最も古いテレビ塔として知られています。展望台からの眺めもよく、オアシス21の屋上から撮る写真の背景としても最高です。

昼前:久屋大通公園
栄を南北に貫く久屋大通公園は、街のど真ん中にある細長い緑地です。数年前にリニューアルされ、今ではカフェやショップ、芝生広場が並び、週末には多くの人がくつろいでいます。買い物の合間に少し歩いて、ひと休みするのにちょうどいい場所です。

ランチ:味噌カツ
名古屋に来たら、やはり味噌カツは外せません。とんかつに甘くて濃い赤味噌のタレをたっぷりかけた一品で、名古屋の人がとことん誇りにしている名物です。
いちばん有名なのは創業70年を超える「矢場とん」。昼と夜は行列ができやすいので、少し早めか遅めの時間を狙うのがおすすめです。
午後:大須
栄から大須までは歩いて20分ほど(地下鉄なら数駅)。午後を過ごすには最高の場所です。まずは商店街の入口にある大須観音にお参りして、その奥に広がるアーケード街を歩いてみましょう。

大須はとにかく何でもある街です。昔からの老舗、古着屋、電器店、アニメやゲームのお店、そして世界各国の食べ歩きグルメ。予定を決めずに入ると、気づけば3時間たっている、そんな場所です。週末、特に大須観音の骨董市の日はかなり混むので、選べるなら平日の午後がおすすめです。
夜:もう一度、栄へ
大須のお店が閉まり始めると、今度はバーや立ち飲み店がにぎわい始めます。のんびり過ごしたいならそのまま大須で。もっと夜を楽しみたいなら栄に戻れば、アーケードに明かりがともり、遅くまでにぎやかです。

移動のコツ
この記事で紹介した場所は、どれも歩いて行けるか、地下鉄で1〜2駅の距離です。よく使うのは栄駅(東山線・名城線)と大須観音駅(鶴舞線)の2つ。あちこち回るなら、地下鉄の1日乗車券を買うとお得です。
名古屋は本当につまらない?
そんなことはありません。名古屋は、何もしなくても楽しませてくれる街ではないだけです。少し寄り道をして、少し食べすぎて、大通りではなく一本裏の道に入ってみる。そんな人にこそ楽しさを見せてくれる街です。ぜひ丸1日かけて歩いてみてください。
紹介したスポットはすべてNipponNaviの地図で確認できます。大須観音、矢場とん、栄とMIRAI TOWERのほか、愛知県ガイドでもおすすめスポットを紹介しています。


